小桃のメモ

うだうだ大学生。

ストレスの感じ方

身体の嫌な感覚ってありますよね。

 

私は普段、周囲の刺激に敏感な反応を起こしがちです。

HSPあるある」なるものもよく見かけますが、ひねくれた態度👁👁で読みつつも、共感するものいと多し。

この感覚を持たない人がいる」という事実に驚きます。

 

例えば、。外に出て生活する社会的生物である以上、避けては通れない悩みです。映画館とかならまだ分かるんですが、喧騒の中に居ても、なんということもない音に対して「ビクッ」と過剰に反応してしまうんですよね。本来ならOne of 雑音として処理されるべきではないかと思う音、周囲の人はなんら気にしている様子の無い音たちが、

はい!私です!」みたいな感じで我が耳に対して自己主張してきます。うざいです。

そしてこの「音」問題、意外にも厄介なのは家の中。家族と同居する以上、当然自分以外の人が生む生活音と共に生活しているわけですが…悩む人多いのでは??

食器同士が擦れる音、掃除機の音、玄関・ドアが開く音…猫と一緒に「ビクッ」となっていました( ´∀` ) 😹

もちろん、そんなことを言いだしては「お前も生活音出すだろ」とか「お前に合わせなきゃいけないのかよ」と叩かれて当たり前です。世界は私を中心に回っている訳ではない。

が、そんなことは分かっている…だから「悩み」なんです。

周りを変えようとか、解決させようとかも考えません。嫌な人は、避けるしか手段ないことだと思います。ひっそりと…

 

単なる小心者なんじゃないかという疑念もあります。

結局こういう「音」に関しても、人それぞれが持っている感覚に則している訳で、他人がどのように音を受け取っているのか、なんて知る由もないですよね。

つまり、実は皆も私と全く同じように感じていて、そのうえで私が「ビクッ」としているだけ=単に反応が大袈裟な軟弱者である可能性があるのでは…という疑いです。そしてその考えに到達するたびに、更に劣等感が深まるという悪習慣。

 

視覚的な刺激に対する敏感さも、もしかしたらあるのではないかと考える今日この頃。

さいころからずっと、動物の剥製/リアルなオブジェ・絵(ex.トリックアート)/良く分からない雑多な”陳列展示”(New!)みたいなものが大の苦手です。怖くて近づけません。

不思議なことに、具体的にどこが・どのように怖いのかは皆目見当がつきません。とにかくなんか駄目です。何らかの恐怖症的なものに属するのか。

これに関しては、とりわけ日常生活において大きな影響を与えはしないものの、「皆が楽しんでいる場所が楽しめない」というなんだかなぁ~感が時々あります。

この恐怖心を、好奇心に変えたい。

 

そんな刺激溢れる(?)毎日ですが、その一粒一粒が、ある種のストレスのような形で身体に染みわたる瞬間…多々ありますよね。

私の場合を表現するとすれば、背中に熱いお湯を掛けられている感じ。あるいは、背骨と胃の間に何かを注入されている感じ。いわば、「ストレス汁」です。

このような感覚は、人間皆共通なのでしょうか。ヒヤッとする感覚にも少し似ている気がするが。

 

繰り返しになりますが、感覚は人それぞれであって、他人が私の身体を試すことも、私が他人の身体を試すこともできません。全て、自分を基準に”推測”するしかありません。誰かに相談したとしても、結局判断は自分…。

 

とりあえず今日も、食べて動いて、寝て起きる:>

泣かせるねぇ(T_T)-『エゴイスト』観た

昨年末から公開を心待ちにしていた映画『エゴイスト』を、横浜駅のT・ジョイにて鑑賞してまいりました。結構遅い時間でしたが、両隣の席も埋まるほど沢山のお客さん。コロナ禍以降、前後両脇の空いた席での鑑賞に慣れていたので、少し窮屈に感じてしまいました。しかし多いとはいえ、一人で個々に観に来ている方が多かった印象です。

 

物語が進行すると共に、タイトルに掲げられた〈エゴイスト〉の意味が判明してきます。主人公のコウスケは、リュウタと彼の母親に対して行動を以て愛情を真摯に伝え表すが、それは果たして本当に「相手」に向けたものなのか、はたまた「自分」のためなのか。自分の身勝手な行動のせいでこんなことに…と悩み、責務を全うしようと動くコウスケの思考それ自体が身勝手=エゴイストな訳です。助けているつもりでも。

 

しかしながら、コウスケがうっきうきで歌うシーンとか、居酒屋でのやり取りなど、ほのぼのとした箇所も多くて安心(?)しました(左隣で鑑賞していたお客さんがめっちゃ笑ってました)。もっと悲劇的なエンディングを想像していたので。

 

…案の定泣きまして、やっぱり観て良かったと思える映画でした。鑑賞後、無意識に印象的なシーンを反芻してしまような作品は良い映画、というのが個人的な価値判断規準の一つです。

 

プラスで言っておきたいことというか、本作を観た私の感想として一番重いウェイトを占めているのは物語の内容についてではありません。まず、映像が酔う!

言及している人は多いと思われますが、映像がめちゃ揺れます。視線の流れを追うようにカメラが動くので、観辛い人は観辛いかも。

それに加えて、本作は「」映画です。顔面アップが多い。うっぷうっぷです。コウスケ演じる鈴木亮平のお顔、途中からゲシュタルト崩壊しかけました(こんな顔だったっけ…?)。劇場で観たのでなおさら大画面で映し出される訳です…。

 

従って、「揺れる…顔、顔、顔。」というのが結果的に最も強い感想でした。

 

それらを踏まえて、超絶稚拙な感想ではありますが、やっぱり俳優さんの演技は凄いなぁと思います。あんなに顔面に接近されて、ナチュラルに居られます??毛穴が存在しないというのも凄いですね。こっちはファンデーションで左官工事したとて音楽室の壁にしかならないのに (# ゚Д゚)/

 

やっぱり映画館で観る映画はいいなぁ :>

今更ながら-『13の理由』を完走した感想

大分前ではありますが、『13の理由』全シーズンをNetflixで観た感想を述べたいと思います。ネタバレありありですので、未見の方は悪しからず。

 

自らの命を絶った同級生ハンナ・ベイカーが遺したカセットテープをきっかけに揺れ動く人間模様。高校生ならでは(?)のスクール・カーストSNSの弊害などを描く重めのドラマですが、キャストさんが皆麗しく魅力的で、明るいシーンも多いので見ていられます。後悔先に立たず、傷多き青春ドラマといった印象です。

以下、感想を分かりやすくまとめました。多分、視聴者の中で同じこと思っている人多いんじゃないかな…?と期待しています。

 

1.みんないつ勉強してるの…

各シーズンでメインストーリーが大分変化します。S2までは、主人公クレイはハンナの死の真相の追求に奮闘する。ハンナの幽霊が登場しちゃうくらい、彼女のことをずっと考えています。特にS2にて描かれる、裁判を通して様々な事実が明らかになる展開は必見です。

しかしそれ以降、ハンナは殆ど出てきません。「皆無かったことに??」っていうくらい…。ハンナの母が再登場したり(割と主要キャラ)もありますが、リバティ高校の一同はちょっと不自然なくらいハンナの名前すら口にしない。S2でハンナ物語は完全に終わらせたんだな、ということが分かります。(正直ハンナに共感できない箇所も多いので、それはそれでよかったかも…?)

しかし、彼女の死の選択が以降巻き起こる様々な事件のトリガーになったことも事実。ハンナの一連の出来事も含めて、時間はあっという間に過ぎていくのだなぁという儚さ。

そして何より、これだけしっかりと事件が起こっておいて、大学合格するまで成績を維持しているのは純粋に凄いと思いました。(クレイとか常に自転車漕いでる印象しかない)

 

2.結局一番可哀そうなのはモンティ

圧倒的に可哀そう。救いが無さ過ぎやしないか。恵まれない家庭環境で、かつ自身の性的指向が抑圧されてきた中、なんやかんやで刑務所に行くだけでなく、まさかのブライス・ウォーカー殺害の犯人に仕立て上げられるという。こんな血も涙もない運命を辿るにもかかわらず、クレイの幻覚を通じてバケモンみたいな描かれ方をされていますよね…(ドラクエの悪魔系モンスターみたいな感じ)。ウィンストンとの運命的な出会いもありつつ、彼が「アレックスも好きだから!」という理由で有耶無耶に。結果ウィンストンはアレックスに振られる訳ですが、アレックスとチャーリーがベストカップルみたいな感じで祝福されて幸せそうなだけに、増々モンティの悲哀度が高まります。ブライス含め、敵サイドの死はどうでもいいんだな。

(アレックス&チャーリーの展開はぶっちゃけ必要か?とも思いました。というか、気が付いたら横にチャーリーが居た)

 

3.タイラーは小僧

モンティからしっかりと暴行を受けるタイラー。凄く痛そう。カーストも高くなく、物語の中でも報われないキャラクターの一人ですが、途中から小僧にしか見えませんでした。

 

4.クレイはどうしても好きになれない

主人公にはまらないあるある。

 

S1&2でハンナが遺した「13の理由」を追求、S3は罪的に一番重いブライスの懺悔、S4は「卒業まで突っ走れ!」みたいな感じで進んでいきます。最後の方はクレイがボロボロ過ぎて見てられないし、ジャスティンが迎える結末については4日くらい凹みました。そして、確かにブライスは世間知らずで傲慢だとは思うけど、転校して以降の扱いについてはちょっと気の毒だと感じてしまった。

そして何より、モンティが可哀そう。

 

皆に幸あれ :>

 

 

最近観た映画

小桃と申します。

ブログ・日記などは初めてですが、日々なんということもないことを書き溜めていけたらなぁと思います。

 

早速ですが、先日川崎のチネチッタで『ヒトラーのための虐殺会議』という映画を観ました。

タイトルに惹かれて映画館に滑り込んだ今回。原題は『Die Wannseekonferenz(英:The Conference)』とシンプルですが、邦題のこのセンスはどこから来るのか。非常に印象に残るタイトルです。

 

ナチス政権下で開かれた「ヴァンゼー会議」を、議事録を基に映画化した作品とのことですが、本当にそんな感じでした。

会議室 ”のみ” を舞台に、淡々と計画について話し合っている映像。一人一人の発言内容・佇まいは理論的で "賢さ" が滲み出ているんだけど、とにかく

前提が狂っているという恐さ。

 

会議シーンが延々と続くからか、レイトショーだったからか、目の前の席で鑑賞していたお客さんが物凄い勢いで舟をこいでいました。それもある意味怖かった…!

 

あと、会議参加者の一人(センター向かって右側に座っている人)の俳優さん、既視感あるなぁと思ったら、『帰ってきたヒトラー』(2015)にメインで出演されている方でした。(Fabian Buschさん) こちらの映画は一転してコメディですが、ブラックユーモアたっぷりで見応えあるのでお勧めです。

 

気になっている作品まだまだあるので、引き続き見ていきたいと思います。