小桃のメモ

うだうだ大学生。

泣かせるねぇ(T_T)-『エゴイスト』観た

昨年末から公開を心待ちにしていた映画『エゴイスト』を、横浜駅のT・ジョイにて鑑賞してまいりました。結構遅い時間でしたが、両隣の席も埋まるほど沢山のお客さん。コロナ禍以降、前後両脇の空いた席での鑑賞に慣れていたので、少し窮屈に感じてしまいました。しかし多いとはいえ、一人で個々に観に来ている方が多かった印象です。

 

物語が進行すると共に、タイトルに掲げられた〈エゴイスト〉の意味が判明してきます。主人公のコウスケは、リュウタと彼の母親に対して行動を以て愛情を真摯に伝え表すが、それは果たして本当に「相手」に向けたものなのか、はたまた「自分」のためなのか。自分の身勝手な行動のせいでこんなことに…と悩み、責務を全うしようと動くコウスケの思考それ自体が身勝手=エゴイストな訳です。助けているつもりでも。

 

しかしながら、コウスケがうっきうきで歌うシーンとか、居酒屋でのやり取りなど、ほのぼのとした箇所も多くて安心(?)しました(左隣で鑑賞していたお客さんがめっちゃ笑ってました)。もっと悲劇的なエンディングを想像していたので。

 

…案の定泣きまして、やっぱり観て良かったと思える映画でした。鑑賞後、無意識に印象的なシーンを反芻してしまような作品は良い映画、というのが個人的な価値判断規準の一つです。

 

プラスで言っておきたいことというか、本作を観た私の感想として一番重いウェイトを占めているのは物語の内容についてではありません。まず、映像が酔う!

言及している人は多いと思われますが、映像がめちゃ揺れます。視線の流れを追うようにカメラが動くので、観辛い人は観辛いかも。

それに加えて、本作は「」映画です。顔面アップが多い。うっぷうっぷです。コウスケ演じる鈴木亮平のお顔、途中からゲシュタルト崩壊しかけました(こんな顔だったっけ…?)。劇場で観たのでなおさら大画面で映し出される訳です…。

 

従って、「揺れる…顔、顔、顔。」というのが結果的に最も強い感想でした。

 

それらを踏まえて、超絶稚拙な感想ではありますが、やっぱり俳優さんの演技は凄いなぁと思います。あんなに顔面に接近されて、ナチュラルに居られます??毛穴が存在しないというのも凄いですね。こっちはファンデーションで左官工事したとて音楽室の壁にしかならないのに (# ゚Д゚)/

 

やっぱり映画館で観る映画はいいなぁ :>